看護師がキャリアアップしたいなら、大学や専門学校への入学の時点から考えておかなければならない。
大学は授業のコマが多く勉強期間が長いので多くのことが学べる環境にあり、高度なことも習得できる。
一方専門学校は国家資格の取得をターゲットにしているので、必要最低限の知識の習得に抑えている。
両者は専門の勉強の質が異なることを理解しておかなければならない。

職場を選ぶ際は、研修制度の確認や、実際に雰囲気を見るために職場見学などをしておくべきだろう。
国家試験に合格して資格を取得すると看護師になれるわけだが、より採用を有利に進めたい場合や将来の専門性を高めてスキルアップを目指したい場合、看護師以外の高度専門資格を取得することが重要になる。

看護師の資格だけでは携われない業務としてます挙げられるのが、助産師の仕事だ。
産婦人科医院での採用に有利となり、人手不足の背景もあって需要は高まっている。

次に挙げる資格は保健師だ。
働く人たちがメンタルの問題を抱える現代の社会問題に対応するため、企業の採用にニーズがある。
そのほか、介護のニーズが高い社会に対応する際に役立つ資格として、ケアマネージャーの資格がある。

自分の将来をどう描くかで、これらの資格が必要かどうかが決まる。
また、キャリアパスや転職の際にも有利になるだろう。
そのため、将来的にどういった看護師像を目指すのかを早めに考えておけば、無駄のないルートを歩めるだろう。